A代表招集も近いかもしれない photo/Getty Images
リヴァプールの中心へ
3月に行われた親善試合のイングランド代表に追加召集されたマンチェスター・ユナイテッドのMFコビー・メイヌー。
出場した2試合で素晴らしいパフォーマンスを結果的に見せたが、メイヌーの招集に驚きを隠せない声もある。
そんななか、データサイト『Who Scored.com』がサウスゲイトがイングランド代表に呼ぶべきMFとしてあげたのがリヴァプールのハーヴェイ・エリオットだ。同メディアはメイヌーよりエリオットの方がトップレベルでの経験が優れていることを挙げ、今季主力選手の怪我人続出の中でリヴァプールの中心となったエリオットを称賛している。
「レッズが中盤と攻撃陣で多くの負傷者に対処しなければならなかった中で、20歳の選手はここ数週間リヴァプールで本当にステップアップした。元フラムの若手選手は、中盤でドミニク・ショボシュライと攻撃陣でモハメド・サラーの代役を務めた。しかし、彼はユルゲン・クロップ監督のチームのために仕事をしただけではない。エリオットは、正直に言えば、全員が体調を戻したとしても、先発メンバーの座を維持できるパフォーマンスを見せている」
さらに同メディアは「左足のマエストロはラッシュフォードやボーウェンほどゴールの脅威にはならないかもしれないし、マディソンほどクリエイティブではないかもしれないという議論もあるが、エリオットはさまざまな役割を高いレベルでこなすことができる」と綴り、イングランド代表でも十分に戦力になると伝えている。
エリオットは今シーズン公式戦41試合に出場し、3ゴール8アシストを記録。サラーやヌニェスほどゴールやアシストを記録できてはいないが、今季は決定的な仕事をこなすことも多く、リヴァプールでの存在感は増してきている。このインターナショナルブレイクではU-21イングランド代表に召集されており、2試合を戦い2ゴール2アシストを記録している。
所属先のリヴァプールではそうそうたるメンバーが名を連ねる攻撃陣で中心となりつつあり、U-21でも結果を残すエリオットはサウスゲイト監督がA代表に呼ぶべき選手の1人かもしれない。