ユヴェントスでプレイするキーン photo/Getty Images
10代からアズーリでプレイしてきたが……
若手ストライカーをどう育てていくのか。これはセンターフォワードが不足しているイタリアサッカー界にとって大きな課題だが、ユヴェントスで伸び悩んでいる若者がいる。
2018年に代表デビューを果たしているFWモイーズ・キーンだ。
世代別代表で確かな結果を残してきたキーンは、前監督ロベルト・マンチーニより18歳の時に代表招集を受けた。同年11月のアメリカ戦でデビューを果たしており、新時代のアズーリを引っ張る可能性のあるストライカーと期待されてきたのだ。
2020-21シーズンにはパリ・サンジェルマンの一員としてリーグ・アン13ゴールを挙げるなど爪痕を残したが、24歳を迎えたキーンは明らかに伸び悩んでいる。
今季はセリエA14試合に出場して0ゴール0アシストと散々な成績となっていて、昨年12月から今年3月にかけて負傷離脱していた時期もあった。
現在は戦列に復帰しているが、ユヴェントスにはドゥシャン・ヴラホビッチ、アルカディウシュ・ミリクもいる。キーンが先発に入るのは難しい状態で、このまま0ゴールで今季を終えてしまう可能性もゼロではないか。