長年アトレティコのゴールを守り続けるオブラク photo/Getty Images
チーム改革で守護神放出の可能性
アトレティコ・マドリードは今夏、来シーズンを見据えたチームの改革が行われるだろうとされている。そして、噂になっているポジションのひとつがGKのポジションだと『AS』は伝えている。
カルロス・ブセロ(フットボールディレクター)とアンドレア・ベルタ(スポーツディレクター)のスポーツ・マネジメントの考えは、アトレティコを経済的に可能な限りチームを一新する中で、チームの高い給料を取り除くところから始まるようだ。そして、オブラクは現在のチームの高給取りの一人となっていることがネックになっているという。また、契約は2028年まで残っており、市場価値はおよそ3000万ユーロほどで、契約解除条項は1億2000万ユーロである。
オブラクはアトレティコで9シーズン在籍し、441試合に出場している。
何年もの間、オブラクはプレミアリーグのビッグクラブの間で注目の的として見られていたのは周知の事実だ。しかし、アトレティコはオブラクの放出を断固拒否し続けてきた。 そして今、アトレティコはこのGKのオファーに耳を傾けようとしている。オブラクは現在31歳とGKとしてまだまだ脂の乗っている年齢だ。
また、オブラクの代役としてアトレティコが獲得を望んでいるのが、バレンシアのGKギオルギ・ママルダシュビリだという。ママルダシュビリの市場価値は3500万ユーロで、バレンシアは2500万ユーロ程度を要求するだろうと見られている。
アトレティコ以外のクラブからも注目を集めるママルダシュビリの評判は高く、バレンシアはより高い値段での売却を望んでいるものの、財政難により選手を放出しなければならないことが知られている。ママルダシュビリは現在23歳と若いGKだが、今季はリーグ戦全試合先発出場とすでに経験を積んでいる。
今後のアトレティコはどのような改革を遂行していくのか、またオブラクの移籍は実現するのだろうか、注目を集めるところだろう。