ビエルサ体制のウルグアイは結果を出している photo/Getty Images
南米予選ではアルゼンチン、ブラジルをも撃破した
21日よりスタートしたコパ・アメリカ2024でも優勝候補筆頭に挙げられるアルゼンチン代表。リオネル・メッシを中心に2022ワールドカップ・カタール大会を制したメンバーの多くが残っており、戦力のバランスは抜群だ。
果たしてコパ・アメリカ出場国の中にアルゼンチンを倒せるチームはあるのか。ライバルのブラジル代表もタレントは豪華だが、英『Squawka』がプッシュするのがマルセロ・ビエルサ率いるウルグアイ代表だ。
リオネル・スカローニ率いるアルゼンチンは、2020年以降の黒星が2つしかない。そのうち1つが昨年11月に行われた2026ワールドカップ南米予選で対戦したウルグアイで、この時ウルグアイは2-0で勝利を収めている。もう1つの黒星は、カタール大会グループステージ初戦のサウジアラビア戦だ(1-2)。
ウルグアイが11月にアルゼンチンを倒した時と同じ[4-2-3-1]を選択するならば、GKにはインテルナシオナルのセルジオ・ロシェ、最終ラインではナポリDFマティアス・オリベラ、クラブ・アメリカDFセバスティアン・カセレス、アトレティコ・マドリードDFホセ・マリア・ヒメネス、バルセロナDFロナルド・アラウホといった選手がセンターバック候補になる。アラウホの場合は右サイドバックに回すプランもある。左サイドバックにはフラメンゴのマティアス・ビニャか。
中盤は豪華なエリアで、レアル・マドリードMFフェデリコ・バルベルデ、パリ・サンジェルマンMFマヌエル・ウガルテ、トッテナムMFロドリゴ・ベンタンクールがボランチの候補となり、2列目ではフラメンゴMFジョルジアン・デ・アラスカエタ、グラナダFWファクンド・ペリストリといった選手がいる。
最前線はリヴァプールのダルウィン・ヌニェス、37歳のFWルイス・スアレスが候補で、こちらも実力はトップクラスだ。
ウルグアイは昨年10月にブラジルのことも2-0で撃破しており、ビエルサが作るチームは不気味だ。今大会でも危険な存在となるはずで、優勝候補のアルゼンチンにとってウルグアイはブラジル以上に厄介なチームとなるかもしれない。