コパ・アメリカに参戦中のメッシ photo/Getty Images
マイアミでの生活が意識を変えたか
インテル・マイアミFWリオネル・メッシは、ここで強調するまでもなくすべてを勝ち取ってきた選手だ。若い頃からラ・リーガやチャンピオンズリーグのタイトル、得点王やバロンドールといった個人賞を幾度となく受賞し、2022年にはついに念願のワールドカップのタイトルも手にした。
アルゼンチンに生まれ、少年期からスペインで過ごしたメッシの母語は当然スペイン語であり、MLSに挑戦するまで英語圏のクラブでプレイしたことはなかった。しかし、アメリカに移籍したことで、ついに苦手としてきた英語に向き合わざるを得なくなったようだ。『EXPRESS』によれば、甥のトマス・メッシのYouTube番組『Dispuetos a Todo』に出演したメッシは、徐々に英語に慣れてきていると明かした。
苦手といっても、メッシは相手の話していることは概ねわかるようだ。しかし、失敗を恐れて公の場で話すことには消極的だったという。しかし、マイアミで過ごすにつれて、英語にもっと向き合おうという自信が湧いてきたようだ。
「実のところ、僕はすべて、いやほとんどすべてを理解している。少しずつ、もっと話せるようになってきているよ」とメッシは語った。「勇気を出して英語で話すことが大事だと思う。時には恥ずかしさや間違いを恐れて話さないこともあるけど、すでにかなり上手に話せるようになってきていると思う」
巨大なプレッシャーに何度も打ち勝ってきたメッシほどの選手が、英語を話すことに恐れを抱いていたというのはなんとも意外というか、人間味を感じるエピソードだ。