アルゼンチン戦以外は無失点 photo/Getty Images
グループリーグ突破の快挙
コパ・アメリカ2024を戦うカナダ代表が、グループステージ第3戦でチリと引き分けて決勝トーナメント進出を決めた。
カナダが戦ったのはアルゼンチン、チリ、ペルーと同組のグループA。
ただ対戦相手のチリと言えば、コパ・アメリカで2015、2016年と連覇した強豪チーム。戦前の予想では、カナダが不利と見られていたが、試合が始まると、なんと28分にチリが退場者を出す波乱の展開が待っていた。カナダは早い時点で数的優位に立ったが、攻撃で創造性を欠き、得点を奪えないでいると、後半途中から0-0の引き分け狙いに方針転換した。カナダのジェシー・マーシュ監督は「アルゼンチンが後半の初めに得点したことは分かっていたので、相手に何も譲らないことが鍵だった」と試合後のインタビューで語っている。そして初出場でグループリーグ突破を決めたチームをこう称賛した。
「私は選手たちに安定とバランスを保つよう励ました。ゴールキーパーとディフェンダーだけではなく、チーム全体が戦術的に非常に組織化され、規律正しく動いていた。選手たちの進歩に非常に感銘を受けた」
攻撃に課題が残ったものの、快挙を達成したカナダ代表。決勝トーナメントでも堅守でサプライズを起こし続けられるか、その活躍に注目したい。