準決勝を終えてサポーターに挨拶するカナダの選手たち photo/Getty Images
今大会で掴んだ手応えを2026W杯へ
南米勢がさすがの力を発揮する中、コパ・アメリカ2024のベスト4に駒を進めたのがカナダ代表だ。
準決勝ではアルゼンチン代表に0-2と力負けしたが、ベスト4入りは大きな自信となったに違いない。
チームを指揮するジェシー・マーシュには、アイスホッケーが盛んなカナダでサッカー熱をもっと高めたいとの野心がある。今回のコパ・アメリカ準決勝進出もそのきっかけとなる可能性があり、マーシュはチームの頑張りを国民に記憶してほしいと語る。
「我々は国民に刺激を与えたい。国内でこのスポーツを発展させたいんだ。カナダにおけるサッカーの歴史を変えた瞬間として、人々に記憶してもらいたい」
「ただ、まだまだフィジカル、メンタルなど、選手をより早く育成する術を見つけなければならない。この国には実際に優秀な選手がいる。彼らがハイレベルなサッカーを理解できるように育成しないといけないんだ」(『ESPN』より)。
アメリカ人監督のマーシュがカナダ代表の監督に就任したのは、今年5月のことだ。これまでオーストリアのザルツブルク、イングランドのリーズ・ユナイテッドでアグレッシブなサッカーを展開してきた人物で、それはカナダでも変わらない。就任2カ月でコパ・アメリカ準決勝進出は大きすぎる成果で、2026ワールドカップ本番へ期待は高まっている。