EURO2024を制したスペイン photo/Getty Images
スペインを止められるチームはあるか
2年先の話をするのは早すぎるかもしれないが、EURO2024を制したスペイン代表はこのまま勢いに乗って2026ワールドカップも制するのだろうか。
少し気が早い優勝予想を展開したのは『ESPN』で、同メディアはスペインが2026ワールドカップを制するだろうと予想している。
17歳を迎えたばかりのFWラミン・ヤマル、22歳のFWニコ・ウィリアムズ、21歳のMFペドリ、負傷離脱中の19歳MFガビなど、スペインは今後10年近く同じ世代で戦える。2026ワールドカップへ大掛かりな世代交代の必要はなく、2年後はさらに強くなっていると予想される。
その点において、コパ・アメリカ2024を制したアルゼンチン代表には少しの不安がある。同メディアはFWリオネル・メッシがラストダンスとして2026ワールドカップを戦うと予想しているが、39歳で大会を迎えるメッシにトップパフォーマンスを求めるのは酷かもしれない。
アンヘル・ディ・マリアも今大会を最後に代表を退いており、一部世代交代が必要となる。FWアレハンドロ・ガルナチョのような逸材もいるが、若手の充実度はスペインがかなり先を行く。
「スペインは今夏のEUROにてイタリア、ドイツ、フランス、イングランドを破っている。彼らは主要国に勝つ方法を知っており、次のワールドカップで彼らを止めるにはかなりの努力が必要になるだろう」
同メディアはこのように伝えているが、今のスペインを止められるチームはあるのか。スペインは16年前のEURO2008を制し、そこから黄金期がスタートした。今回もEUROに続いてワールドカップのタイトルを獲るのか。それだけのポテンシャルはあるはずだ。