EUROにも参加していたフェルミン photo/Getty Images
EUROでは1試合に出場
多くのドラマが生まれたEUROとコパ・アメリカが終了したが、今夏はもう1つまだ熱い戦いが残っている。開幕を目前に控えたパリ五輪だ。
そんななか、唯一スペイン代表としてEUROに参加し、さらにU-23スペイン代表として五輪も戦うバルセロナのフェルミン・ロペス(21)は意気込みを語った。
22-23シーズンよりトップチームに昇格したフェルミンは公式戦42試合に出場し、11ゴール1アシストをマーク。ラミン・ヤマル(17)やパウ・クバルシ(17)同様にバルセロナの未来を担う1人だ。優勝を飾ったEUROではグループステージ第3戦のアルバニア戦で28分出場しただけに終わったが、U-23スペイン代表ではチームを引っ張る役割が期待される。EURO終了後、数日間の休暇を経て、今は五輪に挑むチームに参加しているフェルミンは2つ目のタイトルへ野心を燃やしている。
「チームメイトとここにいられることをとてもうれしく思っているし、出場して金メダルを獲得することをとても楽しみにしている。EUROについてはとても満足しているし、ダブルで優勝できるか見てみよう」(スペイン『MARCA』より)
さらにフェルミンはU-23スペイン代表について、「素晴らしいチームだ。みんなとても優れた選手たちで、素晴らしい成果を出せると思う」と語り、EUROとパリ五輪での優勝は「1年間ずっと夢見てきたことだ」と、金メダル獲得へ闘志を燃やしている。
前回の東京五輪ではペドリやダニ・オルモ、マルク・ククレジャなどを擁するも決勝でU-23ブラジル代表に1-2で敗れ、銀メダルに終わった。しかしこの悔しさを経験したメンバーの中から今回のEURO制覇のメンバーに入っている選手も多く、五輪での経験が今のスペインの強さにも繋がっている。
再び黄金世代を迎えるかもしれないと言われているスペインの次世代を担う選手らがパリ五輪へ挑む。U-23スペイン代表は母国に今夏2つ目のタイトルをもたらすことはできるのか。