大きな騒動を起こしているエンソ photo/Getty Images
人種差別チャントで問題に
チェルシーの新指揮官となったエンツォ・マレスカ監督は今話題のエンソ・フェルナンデスについて言及した。
コパ・アメリカにアルゼンチン代表として参加していたエンソは優勝後、バスの中で、差別的なチャントを歌ったことをSNSで発信し問題となった。アフリカにルーツを持つフランス人選手を揶揄する内容だったこのチャントに、チェルシーのフランス人選手たちは強く不快感を示し、エンソのインスタのフォローを解除することとなった。
エンソはその後謝罪をしたようだが、チェルシーは内部分裂しているかもしれないと考えられており、チーム状況が心配されている。チェルシーは現在プレシーズンツアーでアメリカを訪ねているが、来週合流予定のエンソについてマレスカ監督が言及している。
「選手は声明を出し、謝罪し、クラブも同様の対応をした。状況はすでに明らかで、これ以上付け加えることはないと思う。(チームに復帰させることは)正直に言って、問題ないと思う。結局のところ、彼らは皆人間であり、誰一人として悪意があるとは思わない」
「エンソが戻ってきても、問題は起きないと思う。選手はすでに状況を明らかにしているし、クラブも同様の対応をした。付け加えることはない。彼は悪い人間ではない。そういうことは起こり得る。私はまったく問題ないと考えている。私はエンソと話をしたし、他にも大勢の人と話をした。その選手は声明を発表し、謝罪した。そのことは明白だ」(英『Daily Mail』より)
エンソは来週の月曜にチームに合流するようだが、チーム内で人種差別チャントによる問題は起きないと語ったマレスカ監督。内部分裂の心配もないと主張しているが、果たして。チェルシーは日本時間25日の11時30分にレクサムと親善試合で対戦する。
Le football en 2024 : racisme décomplexé pic.twitter.com/MGkH5wPmNU
— Wesley Fofana (@Wesley_Fofana3) July 16, 2024