昨季バルサでプレイしたJ・フェリックス photo/Getty Images
本人は最後までバルセロナからの返事を待つ
現在、バルセロナでのローンを終え、保有先のアトレティコ・マドリードへ戻っているジョアン・フェリックス。フェリックスは昨シーズン、バルセロナに加入する際に、「子供の頃からの夢だった」と発言をしてしまい、アトレティコのサポーターや関係者から批判や反発の声が多く上がってしまった。
フェリックスは昨シーズのバルセロナではリーグ戦30試合に出場し7ゴールを記録。まずまずの結果を残したが、これらの結果を踏まえバルセロナの幹部内でのフェリックスの評価は分かれている。チームの財政難の影響もあって結果と金額が釣り合っていないことから、無理をしてまで獲得に応じる必要もないという意見もあれば、もう1年レンタルでチームにおいて様子を見てみるという意見もあり、現状決断がまとまっていないという。
しかしそんな中フェリックスは、バルセロナで再びプレイすることを諦めていないようだ。『SPORT』の報道によれば、フェリックスにはここ数週間でポルトガルのベンフィカやプレミアのアストン・ヴィラから接触があった模様。特にアストン・ヴィラはフェリックスを買取オプション付きのレンタルでの獲得を希望しており、アトレティコ側もそれを希望しているが、本人はバルセロナへの復帰を優先的に考えており、それらは時間が解決すると確信しているようだ。
一方のバルセロナ側もフェリックスは獲得候補に入れているとのこと。しかしそれは他の移籍交渉で決裂が続いた際に限られるとのことで優先順位は低い模様。しかし指揮官のハンジ・フリックやスポーツディレクターのデコはフェリックスを評価しており、その際には再び重要な選手になれると考えているという。
フェリックスを獲得する場合、今季もレンタルでの獲得が予想されている。果たしてフェリックスは本人の希望通り、今季もバルセロナでプレイするのだろうか。