バルセロナでプレイするベルナル photo/Getty Images
フリックは若手の実力を評価している
今夏のEURO2024を戦ったフランス代表でちょっとした驚きとなったのが、33歳のMFエンゴロ・カンテだ。
チェルシーを離れてサウジアラビアのアル・イテハドに移籍したカンテに関しては、すでにピークを過ぎてしまったのではとの懸念もあった。
しかし代表監督のディディエ・デシャンは大会初日からカンテを信頼し、中盤の主力としてEURO2024を駆け抜けた。カンテが今もトップレベルにあることが証明されたのだ。
カンテも手応えがあったのか、欧州復帰を希望しているとも言われる。スペイン『Mundo Deportivo』によると、バルセロナもカンテの動向をチェックしていたクラブの1つだったという。ただ、今季よりチームを指揮するハンジ・フリックはこの提案を拒否したと同メディアは伝えている。
バルセロナではガビ、フレンキー・デ・ヨングが負傷を抱えており、中盤の即戦力を補強するのも1つの手ではある。しかし、バルセロナは守備的MF獲得を急いでいない。フリックは代わりに若い選手たちを信頼しているのだ。
その若い選手とは、今夏のプレシーズンマッチでも奮闘している20歳のMFマルク・カサド、17歳のマルク・ベルナルの2人だ。2人は先日行われたレアル・マドリードとの一戦でも揃って先発しており、フリックは2人を評価しているようだ。ガビとデ・ヨングが復帰するまで、彼らの出番が増えるかもしれない。
両者ともクラブのカンテラ出身者で、最近のバルセロナはFWラミン・ヤマルやDFパウ・クバルシら若手の活躍が目立っている。