ブレントフォード戦でクロスを上げる鎌田 photo/Getty Images
鎌田がプレミアリーグ初先発を果たした
プレミアリーグ第1節ブレントフォード対クリスタル・パレスの一戦が行われ、2対1でホームチームの勝利となった。日本代表の鎌田大地はエベレチ・エゼと横並びとなるシャドウの位置で先発を果たした。
キックオフ直後はブレントフォードがボールを握る展開となるも、徐々にパレスが支配力を強めていく。ダブルボランチのウィル・ヒューズ、アダム・ウォートンが出し手となり、受け手はフィリップ・マテタ、鎌田、エゼの3人。マテタのレイオフからエゼがサイドへパスという展開は再現性があり、これが効果的だった。
26分に右サイドでパレスがフリーキックを獲得すると、エゼが直接ゴールを狙う。ブレントフォードのGKマルク・フレッケンはクロス性のボールを予想していたのか、シュートへの反応が遅れゴールイン。しかし、ゴール前の密集でパレスの選手が相手を倒してしまい、ゴールは取り消されることに。
その後もパレスがボールを保持していたが、29分にブライアン・ムベウモがカウンターを完結させ、ブレントフォードがリードを得た。
後半に入ると、試合を振り出しに戻すパレスのゴールが生まれた。左サイドでボールをキープする流れから、タイリック・ミッチェルがクロスを供給。右ウイングバックのダニエル・ムニョスがヘディングで折り返し、イーサン・ピノックのオウンゴールを誘発することに成功した。
これで勢いに乗ったパレスは59分、エゼのクロスに反応したオドソンヌ・エドゥアールがゴールネットを揺らすも、オフサイドの判定となり、スコアは引き続き1-1に。
70分、鎌田がジョルダン・アイェウとの交代でベンチに。
試合が動いたのは76分。右サイドからのクロスをボックス内で受けたネイサン・コリンズがシュート。一度は防がれるも、ヨアネ・ウィサが押し込み、ブレントフォードが再びリードを得る展開に。
その後はエゼを中心に攻めるパレスと、5バックで守るブレントフォードの構図。エゼの個人技が光るも、堅守は崩せず、2-1でトーマス・フランク率いるブレントフォードが今季初白星を挙げた。
鎌田所属のパレスは次節ホームに、ここまで積極な補強に動いているウェストハムを迎える。
ブレントフォード 2-1 クリスタル・パレス
【ブレントフォード】
29分 ブライアン・ムベウモ
76分 ヨアネ・ウィサ
【クリスタル・パレス】
56分 OG イーサン・ピノック