レッドカードの判定に抗議するライス photo/Getty Images
昨季は冨安も納得できぬ退場処分を受けている
先日行われたプレミアリーグ第3節でブライトンと対戦したアーセナルは、49分にMFデクラン・ライスが2枚目のイエローカードを受けて退場処分となった。
すでに1枚イエローを受けていたライスは、相手がフリーキックを蹴ろうとボールをセットしたところに足を出し、相手のリスタートを妨害するような格好となった。
相手のリスタート妨害は遅延行為となるため、カードの判定も仕方がないところではある。ただ、やや珍しい形での退場劇ではあったか。
スペイン『Tribuna』は、アーセナルは何度か奇妙な退場劇に見舞われていると指摘。近年のカードトラブルを振り返っているが、例えば2021-22シーズンのウォルバーハンプトン戦で起きたFWガブリエウ・マルティネッリの『連続イエロー事件』だ。
最初のトラブルはマルティネッリが左サイドでボールを失ったところからで、ボールはタッチを割ってウォルバーハンプトンのスローインに。マルティネッリはすぐに再開させまいと相手選手を軽く押してスローインを妨害しようとし、相手選手は倒れながらスローインを投げ入れた。
マルティネッリはそのままスローインを受けた選手を追走し、最後は後ろからファール覚悟で倒したのだ。このプレイに主審のマイケル・オリバーはスローインの妨害と合わせ、同時に2枚のイエローカードを提示。5秒の間に2枚イエローを受ける珍プレイとなり、マルティネッリは退場となった。
DF冨安健洋の退場劇にも触れられている。冨安は昨季のクリスタル・パレス戦で2枚のイエローカードを受けて退場となっているが、どちらも疑惑の判定だった。
同メディアは今回のライス退場劇にも同じく疑問を抱いているようで、確かに近年のアーセナルには珍しいカードトラブルが起きているか。