QPR時代のターラブトは魅せる選手だった photo/Getty Images
個性の消滅は寂しいものだ
現在のサッカー界は細かい部分まで約束事があり、個人技に走るような選手は減少傾向にある。面白いプレイをするよりも、効率の良いプレイが求められているのだ。
英『The Sun』は「現代のサッカーでは統計こそが王様であり、それに異論はない。しかしサッカーにおける個性の消滅は嘆くべきことだ」と主張している。
その中で同メディアはサッカー界から『ストリート』の文化が消えつつあると指摘していて、サッカー界を盛り上げてきたストリートスタイルな選手を振り返っている。
ロナウジーニョやロベルト・バッジョ、オーガスティン・オコチャといった選手はその代表かもしれないが、近年ではニューカッスルやレンヌで活躍したフランスの天才FWハテム・ベン・アルファ、イングランドのQPRで股抜きドリブルなどファンタジー溢れるプレイを連発していたMFアデル・ターラブト、クリスタル・パレスで独特なリズムからドリブルを繰り出していたヤニック・ボラシエ、ウェストハムやフランス代表で高いテクニックを見せてきたMFディミトリ・パイェらも魅せるタイプの選手ではあった。
しかし、そうした選手はどんどん減少している。システムが確立されたサッカーも面白いが、フィジカルや戦術ばかりが注目されるのも寂しいか。

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