プレシーズンにはチームに帯同していたチアゴ Photo/Getty Images
プレシーズンではコーチングスタッフとしてチームに帯同
バルセロナの監督のハンジ・フリックは、来年2025年の1月からチアゴ・アルカンタラをチームのコーチングスタッフに呼び戻すことを考えているようだ。スペイン紙『MUNDODEPORTIVO』が報じた。
同紙によればチアゴは今シーズンからバルセロナのコーチングスタッフとしてチームに帯同する予定だったが、税制上の理由でイングランドに帰国せざるを得なかったため、プレシーズン期間のみチームに帯同することとなった。しかしフリックは現在もチアゴと連絡をとっており、バルセロナのスタッフミーティングにもテレビ会議で参加しているとのこと。チアゴはイングランドからバルサの日常を欠かさずに観察しており、MFマルク・ベルナルが負傷した際に、リヴァプールからザルツブルクへ移籍したMFステファン・バイチェティッチにザルツブルクへ移籍する前にバルサに来るように説得していた模様。結果的にFFPの問題で獲得はできなかったが、このようにいくつかの決定事項にも介入しているようだ。
チアゴは15歳でバルセロナの下部組織に入団し、11−12シーズンにトップデビュー。しかし同ポジションにはMFシャビ・エルナンデスやアンドレス・イニエスタといった名のある選手がレギュラーとして活躍していたために出番は少なかった。13−14シーズンに出場機会を求めてバイエルンへ移籍すると、退団を発表した19−20シーズンまでにリーグ戦150試合に出場。リーグタイトルやカップ戦など数々のタイトルを獲得し、フリック政権の19−20シーズンは3冠を達成した。20−21シーズンからリヴァプールへ移籍するも、相次ぐ怪我に苦しみ今年7月に現役引退を発表。引退後は再びバルセロナに戻り指導者としてのキャリアをスタートする予定だった。
チアゴは早ければ来年の1月にコーチングスタッフに復帰しチームに帯同するとのことだ。復帰となれば監督とコーチという形で再会する2人にも注目が集まる。

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