マンCの右サイドを長く守ってきたウォーカー photo/Getty Images
今季はスピード対決に敗れるシーンも
今夏のEURO2024でも不動の右サイドバックであり続けるなど、イングランド代表にとってマンチェスター・シティDFカイル・ウォーカーの存在は特別だった。
圧倒的なスピードを武器とした1対1の守備対応は世界最高峰のレベルにあったが、今季に入ってから最強神話が崩れつつある。
リーグ戦では2日のボーンマス戦を1-2で落としたが、このゲームでは相手のウイングであるアントワーヌ・セメンヨに振り切られるシーンが目立ってしまった。
英『Daily Mail』は34歳を迎えているウォーカーのパフォーマンスに衰えの波がきていると指摘する。
「年齢と時間の問題がウォーカーにせまっているようだ。セメンヨはスピード、俊敏性、ルーズボールへの反応速度など、全てでウォーカーを上回った。セメンヨはウォーカーを打ち負かし、ウォーカーは2度も倒れてしまった」
「長くリーグ屈指のスプリンターだったウォーカーだが、今季はフラムのアダマ・トラオレに振り切られたこともあった。そうした部分はスタッツにも表れている。Optaのデータによれば、過去4シーズンにわたって54%前後で推移していた90分あたりのデュエル勝率は10%低下。インターセプトの数も半減している」
指揮官のジョゼップ・グアルディオラはウォーカーが満足にトレーニング出来ていない状況にあるとフォローしていたが、年齢的にはスピードが落ちても不思議はない。EURO2024終了時は2026ワールドカップもこのままウォーカーが右サイドバックに入るかと思われたが、評価は変わりつつあるか。