リヴァプール戦にも出場したアセンシオ(右) photo/Getty Images
スペイン代表監督も注目
今夏にはEURO2024、パリ五輪を制し、再びの黄金世代到来を予感させるスペインサッカー界。強さの要因の1つに、次々と出てくる優秀な若手選手の存在が挙げられる。
特にバルセロナの選手たちが若き代表チームの軸となっているが、レアル・マドリードからも注目のタレントが出てきた。
チームのセンターバック不足の問題もあり、今季トップチームデビューを果たした21歳のDFラウール・アセンシオだ。
アセンシオはクラブのアカデミーで育ってきた選手だが、メガクラブのレアルで出番を得るのは簡単ではない。しかし今季のレアルは離脱が続いているダビド・アラバ、エデル・ミリトンの新たな負傷もあり、センターバックの枚数が不足している。これまではオーレリアン・チュアメニを回すなど対策してきたが、指揮官カルロ・アンチェロッティは11月に入ってからアセンシオをトップチームデビューさせた。
27日に行われたチャンピオンズリーグのリヴァプール戦でもフル出場しており、21歳のアセンシオにとっては貴重すぎる経験と言える。レアルでポジションを守るのは簡単ではないが、トップチームで結果を残せればスペイン代表入りの道も見えてくる。
スペイン『as』によると、代表監督のルイス・デ・ラ・フエンテもアセンシオのポテンシャルに注目している。
「我々は以前から彼に注目していた。ただ、あまり急いで先のことを考えたくはない。彼には時間を与えないといけない。彼の存在はクラブ、彼自身、そしてスペインサッカー界にとって非常に良いニュースだ」
スペイン代表では、バルセロナでプレイするDFパウ・クバルシ(17)がセンターバックとして力をつけている。
いつの日かアセンシオはその相棒になれるのか。まずは今のチャンスを活かしたい。
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