ノスリンの並はずれたジャンプ力でヘディングゴールを奪取 photo/Getty Images
セリエA首位のナポリがコッパ・イタリアのラウンド16で敗退した。
対戦したのは5位でELでも好調のラツィオ。
この試合、両チームともメンバーを大幅に変更して挑み、ナポリはクビチャ・クヴァラツヘリア、ロメル・ルカク、スコット・マクトミネイ、アレッサンドロ・ボンジョルノ、ジョバンニ・ディ・ロレンツォを先発から外し、一方のラツィオはヌーノ・タバレス、マッテオ・ゲンドゥージ、タティ・カステリャノス、ブライェ・ディアなど、レギュラー数名を控えに回した。
試合開始から主導権を握ったのはラツィオだった。20分には、ペドロが抜け出しボックス内でGKと1対1となり、交わしたところを倒されPKを獲得。このチャンスはキッカーのマッティア・ザッカーニが決めきれず、先制点のチャンスを棒に振ったが、32分にコーナーキックから、タイアニ・ノスリンのヘディングゴールが決まる。
ナポリも36分に、ジョバンイ・シメオネのゴールへの貪欲な姿勢が功を奏して一矢報いる。ラツィオのゴール前に流れたボールに対し、彼は体を投げ出して必死で足を伸ばしてゴールへと押し込んだ。
早々に同点に追いついたナポリではあったが、この日のラツィオの勢いを止めるには力不足だった。41分にはザッカーニのグランダークロスをボックス中央にいたペドロが絶妙な落としで、空いたスペースでフリーとなったノスリンへと渡す。ノスリンは、これを落ち着いてゴール右隅へと蹴り込み、この試合2点目を奪う。ラツィオが再びリードして、前半を終える。
後半に入ってもラツィオペースは変わらない。50分にはノスリンのハットトリックとなるヘディングゴールが決まり3−1に。
その後、ナポリはディロレンツォやマクトミネイ、ルカクなどレギュラー陣を順次投入していくが、結局スコアはこのまま。リーグ首位チームの完敗に終わった。
好調を維持するラツィオの準々決勝は、インテル対ウディネーゼの勝者と対戦する予定だ。
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