ローマでプレイするフンメルス photo/Getty Images
序盤は出番が限られていたが……
一時は降格の危険もあるかと思われながら、シーズン途中からクラウディオ・ラニエリを指揮官に迎えて10位まで順位を上げてきたローマ。
そのチームで最終ラインの重要戦力となっているのが36歳のDFマッツ・フンメルスだ。
しかし、ドルトムントやバイエルンでプレイしてきた元ドイツ代表のフンメルスの経験値は抜群だ。全盛期は過ぎたかもしれないが、この経験値を活かさない手はない。ラニエリ就任後は先発に入る機会が増えており、ジャンルカ・マンチーニ、エヴァン・エンディカらとの守備ユニットがファーストチョイスとなっている。
伊『Gazzetta dello Sport』によると、フンメルスはラニエリが就任当初から積極的にコミュニケーションを取ってくれたと振り返る。
「ラニエリが就任した初日に話しかけてくれた。僕のプレイスタイルが好きで、昨季のCL準決勝、決勝の両方も見たと言ってくれた」
上手くチームを立て直してきたラニエリの手腕は見事で、フンメルスの先発起用は当たっている。ここから欧州カップ戦出場権を狙っていきたいところで、マンチーニ、エンディカ、フンメルスとの守備ユニットがそのカギを握る存在となりそうだ。