ウズベキスタン代表を率いるカタネッツ監督 photo/Getty Images
かつてはスロベニアや北マケドニアを率いる
ウズベキスタンサッカー協会は22日、代表の監督を務めているスレチコ・カタネッツ監督が健康上の理由により退任することを発表した。
現役時代はディナモ・ザグレブやシュツットガルトなどでプレイし、旧ユーゴスラビア代表として1984年のロサンゼルス五輪で銅メダルを獲得。
引退後は監督として様々なチームを指揮。1998年に母国スロベニアの代表監督に就任すると、2000年のEURO、2002年のワールドカップ日韓大会へそれぞれ初出場に導くと、その後はギリシャのオリンピアコス、マケドニア(北マケドニア)代表、UAE代表、イラク代表など様々なチームを率り、2021年の8月にウズベキスタン代表の監督に就任した。
ウズベキスタンは現在ワールドカップ・北中米大会アジア3次予選(最終予選)グループAにてここまで4勝1分1敗、勝ち点13でイランに次ぐ本大会出場ラインの2位につく。先日マンチェスター・シティへ加入したDFアブドゥコディル・フサノフをはじめ、若い選手も多く欧州に所属する選手も増えており、ワールドカップ初出場に向け今勢いがあるチームだ。
協会によれば、「現状では職務を完全かつプロフェッショナルに果たすことができない」とのことで、双方の合意により契約を解除することを決定したという。ウズベキスタンサッカー協会は「我が代表チームの監督として尽力したスレチコ・カタネス氏に感謝の意を表したいと思います。私たちは彼の健康とコーチとしてのキャリアの継続的成功を祈っています」と感謝のコメントを公表した。
なお現時点で後任は未定となっている。