直近ではセルタの監督を務めていたベニテス氏 photo/Getty Images
特にナポリの勝負強さを絶賛
かつてインテルやナポリの監督を務めたラファエル・ベニテス氏が、両チームの躍進を称賛している。
ベニテス氏といえば、バレンシアでラ・リーガのタイトルを獲得し、リヴァプールではチャンピオンズリーグ制覇など、数々のタイトルを手にしてきた名将。
今回、そんなベニテス氏は『La Gazzetta dello Sport』のインタビューに登場し、今シーズンのセリエAについて語った。特に前節でしっかりと強さを見せたナポリとインテルに対し、こう言及した。
「ナポリとインテルの両クラブがタイトルを目指して戦っているのを見れてうれしい。セリエAはこの2チームによる争いになったと言える。アタランタにまだ巻き返しのチャンスがなくなったわけではないが、上位2チームにはさらに何かがある」
彼が言う通り、現時点でセリエAは、ナポリが53ポイントで首位に立ち、1試合少ないインテルが50ポイントで2位につけ、トップ争いが白熱の様相を呈してきている。そしてベニテス氏は、この2チームの中でも、ナポリの勝負強さに対して興味を惹かれるようで、「彼らは、まずアタランタ、次にユヴェントスと、一連の非常に難しい試合を乗り越え、2回の勝利だけでなく、2回の信じられないほどの逆転勝利を収めた」と絶賛。また「これらの勝利だけを見ても、コンテ監督のチームの強さと指導の凄さがわかる」と褒めちぎった。
そして彼は、この両クラブの優勝争いがセリエAにとっては良い兆候と捉えているようで、「セリエAの見どころを増やし、よりエキサイティングなものにし、できるだけ長く活気を保ち続けるだろう」と述べてもいる。
果たして、ベニテス氏が注目するナポリとインテルは、互いにどこまで強さを見せ合い続け、トップ争いを演じるのか。今後ますます目が離せなくなりそうだ。