強豪クラブとも渡り合うアタランタを作ったガスペリーニ監督 photo/Getty Images
番狂わせなるか
アタランタのジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督は、自身が率いるチームのパフォーマンスに満足しているようだ。
日本時間1月30日に行われたCLリーグフェーズ第8節でアタランタはバルセロナと対戦し、引き分けた。
これによりリーグフェーズにおいて9位を確定させ、ノックアウトフェーズ進出に向け、プレイオフへと進むことになる。
この試合、アタランタは強豪バルセロナ相手に一歩も引かず、2度追いついて引き分けに持ち込んだ。『Football Italia』によると、ガスペリーニ監督は試合後の会見で「我々はアタランタだ。チャンピオンズリーグでプレイし、ヨーロッパの最高のチームと自分たちを比較できることに常に満足しなければならない」と語った。
そしてプレイオフで対戦する可能性のあるスポルティングとクラブ・ブルージュについて聞かれると「我々はスポルティングかブルージュと対戦することになるが、この2チームに慣れていないわけではない。我々は4年間チャンピオンズリーグで戦ってきた。このタイプの試合はチームにとって非常に有利だ。それをどう解釈するかが問題だ」と述べ、続けて「ブルージュとスポルティングは強いチームで、我々はすでにスポルティングと4回対戦している。デ・ケテラエレによると、ブルージュは20連勝中だと語っていた。これまでも、難しいチームを避けるのは不可能だったが、その後はなおさらだ」 とコメントした。
最後にガスペリーニ監督はCLの目標を訊ねられると、冗談か本音か笑顔を見せながら「チャンピオンズリーグで優勝、いや、3冠を達成することのほうがいい」と語った。
アタランタは、CL優勝候補のバルセロナやアーセナルと引き分けたことからも、番狂わせを起こす力は十分に備えているだろう。
そんな実力を備えた自チームに、今回の会見で自信を垣間見せた彼の心には、三冠達成を望む気持ちをどこかに抱えているに違いない。アタランタの今後の勝ち上がりに期待だ。
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