イタリア代表経験もあるファジョーリ photo/Getty Images
2つのクラブによる獲得競争があった模様
フィオレンティーナが、ユヴェントスからニコロ・ファジョーリをローン移籍で獲得したことを発表した。
『Football Italia』によると、契約期間は今シーズン終了まで、移籍金は250万ユーロとのこと。
そのファジョーリは、ユヴェントスの下部組織出身。ユヴェントスではこれまで69試合に出場し、今シーズンは公式戦22試合に出場していた。足元の技術が高く、トップ下やインサイドハーフもこなし、レジスタとしても力を発揮する貴重なMFだ。
この移籍に際し、ファジョーリ本人は契約書にサインした直後に『Sportitalia』のインタビューを受け、このように語っていた。
「僕はユヴェントスに11~12年在籍し、このクラブ、チームメイト、ユヴェントスの世界、そして家族ととても結びついていたから悲しいけど、今は新しい経験に集中し、幸せに思っている。最後の10分で全てが決まった、緊張した一日だった。移籍市場が始まってから私を信頼してくれたマルセイユには感謝しているが、パラディーノ監督とクラブとも話し合った後、フィオレンティーナに行くことに決めた。困難な時にも私を支えてくれたユヴェントスのファンに感謝し、彼らの幸運を祈る」
現在セリエAで5位のユヴェントスと6位のフィオレンティーナは、わずか勝ち点1差。共にCL出場圏内の上位進出を狙っている。そして日本時間3月16日には第29節で両クラブが対戦する予定だ。
その一戦にファジョーリが出場できるかは定かではないが、古巣を驚かせるような活躍を見せつけ、元チームメイトとの再会を果たすことができるか今後の活躍に注目だ。