ユヴェントスに移籍したコロ・ムアニ photo/Getty Images
今冬パリからユヴェントスへ
パリ・サンジェルマンからユヴェントスに期限付き移籍で加入したフランス代表FWランダル・コロ・ムアニが、いきなり期待に応える活躍を見せている。
フランクフルトで公式戦50試合に出場して26ゴール17アシストを記録した活躍が評価されて2023年夏にパリへ5年契約で移籍したコロ・ムアニだったが、昨シーズンのリーグ・アンでは6ゴール、今シーズンも2ゴールにとどまるなど振るわず、今冬の移籍市場でユヴェントスに期限付き移籍で渡ることが決まった。
しかし、1月25日(現地時間)のナポリ戦に先発して新天地でのデビューを果たしたコロ・ムアニは43分にゴール前のこぼれ球を拾い、右足を振りぬいて先制ゴールを決めると、翌週に行われたエンポリ戦でも2ゴールを記録。チームメイトやサポーターから早くも信頼を得つつある。
こうしたコロ・ムアニの加入早々のハイパフォーマンスを目の当たりにして、ユヴェントスは同選手に関する考えを改め始めているようだ。イタリア紙『Gazzetta dello Sport』によると、同クラブは今シーズン終了までとなっているコロ・ムアニのレンタル期間を延長するか、もしくはパリから完全移籍で買い取ることを検討しているという。仮に完全移籍となった場合、パリは4500万ユーロ(約71億円)から5400万ユーロ(約85億円)を移籍金として要求する方針であるとも同紙は伝えている。
アルカディウシュ・ミリクが怪我で戦線を離脱していることに加えて、ドゥシャン・ブラホビッチも高給がネックとなってクラブ首脳陣が売却を検討していることから、今年夏にストライカーの補強を計画していたユヴェントスにとってコロ・ムアニの重要性は急速に増しつつあるようだ。
今後パリとユヴェントスとの間でコロ・ムアニをめぐる交渉が一気に加速する可能性は十分にあると見て間違いないだろう。