ビルバオでいきなり結果を出したサンナディ photo/Getty Images
1部の舞台でいきなりゴール
23日にラ・リーガ第25節でバジャドリーと対戦したアスレティック・ビルバオは、7-1と大勝を飾った。攻撃陣が爆発した一戦となったわけだが、チーム3点目のゴールを決めたのはスペイン3部のプリメーラ・フェデラシオンからやってきたFWだった。
その選手とは、今冬にビルバオがアラベスから獲得した24歳のスペイン人FWマロアン・サンナディだ。
ほぼ無名に近い選手だったのではないか。サンナディはアラベスに在籍してきたものの、トップチームではプレイしていない。今季はプリメーラ・フェデラシオンで戦うバラカルドCFにレンタル移籍しており、そこでサンナディは11ゴールを挙げてきた。
それにビルバオが目をつけることになり、今冬に僅か300万ユーロで引き抜いた。サンナディも期待に応え、先発したバジャドリー戦で見事に移籍後初ゴールを決めてみせた。もちろんこれがサンナディにとってラ・リーガ初ゴールであり、スペイン2部でもプレイしていない選手がいきなりラ・リーガでゴールを決めるのだから面白い。
サンナディは192cmとサイズのあるセンターフォワードで、このサイズは非常に興味深い。スペイン世代別代表でのプレイ経験もない選手ではあるが、ビルバオで結果を出せた場合はスペイン代表から声がかかるなんてこともあるかもしれない。
今冬にキャリアが激変したサンナディはどこまで数字を伸ばせるのか。サッカー人生最大のチャレンジだ。