野杁は今試合でタイの若き英雄に挑戦する photo/Getty Images
公開練習で語る
元K-1ウェルター級王者の野杁正明が、3月23日にさいたまスーパーアリーナで開催される「ONE172」のフェザー級キックボクシング暫定世界王座決定戦に向け、11日都内で公開練習を行った。
野杁は、これまでK-1ではウェルター級やスーパーライト級の2階級制覇王者として活躍してきた。
そして次の試合では、野杁のプロキックボクシングキャリアの中でも最も手強いと目される現ONEフェザー級ムエタイ王者タワンチャイ・PK・センチャイと対戦する。同選手はONEムエタイでは9連勝と圧倒的な強さを見せており、タイでは絶大な人気を誇るムエタイ王者だ。
野杁は、公開練習でシャドーボクシングやミット打ちを行った後、「今回は絶対に勝てないと言われている相手。デビュー以降、ここまで自分が不利と予想されることはなかった。だから純粋に楽しみ。ワクワクしてる」と現在の心境を語った。この重要な一戦は、タイトル戦のため3分5R。野杁はそれについて「5Rの方が得意。今回に関しては5Rでよかった。試合を見てもらえればわかるが、キックルールなら3Rより5Rの方が勝算は上がると思う」と勝利への自信ものぞかせた。
最後には「僕がONEに来た理由はONEのベルトを獲ること。