エースのラウタロも調子を上げてきた photo/Getty Images
今のセリエAでは1番の組織力か
16日にセリエA第29節でアタランタと対戦したインテルは、敵地で2-0と勝利。この上位対決を制したことは大きく、同日にヴェネツィアと引き分けた2位ナポリと勝ち点差3をつけて首位に立っている。
まだまだ安心できない点差ではあるが、疲労の色が見えるナポリに対してインテルが一歩前に出たのは確かだ。4月に入れば、バイエルンとのチャンピオンズリーグ準々決勝、さらにはライバルであるミランとのコッパ・イタリア準決勝が控える。今季のインテルには3冠の可能性があるのだ。
アタランタ戦後、チームのリーダーであるFWラウタロ・マルティネスも3冠への野心を口にしている。今季は前半戦でいくつか勝ち点を取りこぼすゲームもあったが、それでも粘り強く結果を出してきた底力は見事と言うしかない。やはり今のセリエAではNo.1の実力を誇るチームではないだろうか。
「僕たちはそれ(3冠)を信じている。僕たちは強い。3日ごとに試合があり、移動もハードだ。難しい目標だろうけど、僕たちは全力を尽くす。全てのゲームに勝ちたい。それが僕たち共通のメンタリティだからだ。
指揮官シモーネ・インザーギが植え付けたシステムは完成度が高く、CLでも頂点を狙うだけの力はある。アタランタ戦の勝利は自信となったはずだが、インテルはここからさらにギアを上げるか。