ついに半自動システム導入へ Photo/Getty Images
判定時間短縮へ
プレミアリーグは4月12日(第32節)から半自動オフサイドテクノロジー(SAOT)を導入すると発表した。これにより、VARのオフサイドチェックにかかる時間が大幅に短縮される見込みだ。
SAOTは今季のFAカップ5回戦で初めて試験的に使用されたが、ボーンマス対ウォルヴァーハンプトン戦ではDFのミロシュ・ケルケズのゴールが取り消されるまでに8分もの時間を要し、慎重な議論が交わされていた。プレミアリーグは今回の導入に際し、「依然として状況によっては従来のライン判定が必要になる」と説明している。
初めてSAOTが適用される試合は、4月12日に行われるマンチェスター・シティ対クリスタル・パレス戦。リーグの声明では、「この技術は光学式プレイヤートラッキングを使用し、仮想オフサイドラインをより効率的に設置をできるほか、ファンにとっても、スタジアムや放送での視聴体験が向上する」としている。
プレミアリーグは、審判団を統括するPGMOLやスポーツデータ企業のGenius Sportsと協力し、新システムの開発を進めてきた。今後、判定のスピードと一貫性の向上が期待される。
編集部おすすめ