代名詞のお化けフォークで三振の山を築く千賀 photo/Getty Images
自責点2と先発の役目を果たす
ニューヨーク・メッツの千賀滉大が、日本時間4月2日のマイアミ・マーリンズ戦に先発。失策が絡み5回3安打4失点(自責点2)と黒星がついたものの、武器のお化けフォークなどで8奪三振を奪う圧巻の投球術も見せた。
千賀は立ち上がりコントロールが甘く、初回の先頭打者ゼイビア・エドワーズに二塁打、次打者のカイル・ストワーズに2ランを浴び、いきなり2失点を喫する。それでもその後はすぐに立て直し、低めに落ちるフォークを投げ込み3回までに3者連続三振など合計5三振を奪った。
チームは打線が5安打と奮起できず4回以降は無得点。5回までさらに3つの三振を積み上げ、粘りのピッチングを見せた千賀を援護することはできなかった。
試合後に自身の投球を振り返った千賀は、甘い球を痛打されたことを反省した。続けて「後半はだいぶ自分の中でいい感覚で投げられた」と手応えを感じたことも明かした。
昨季は故障続きで長期間の離脱を余儀なくされた千賀。最後には「これから巻き返していきたい」と今季に懸ける気持ちを示した。