レアルでブレイクするアセンシオ photo/Getty Images
アラバはまだ以前の状態には戻っていない
選手生命の危機とも言える大怪我を乗り越え、戦列復帰を果たしたレアル・マドリードDFダビド・アラバ。
バイエルンとレアルで積み上げた豊富な経験値に加え、センターバックからサイドバック、中盤までこなすユーティリティ性などサッカーセンス抜群のプレイヤーだ。
ただ、アラバも32歳だ。大きすぎた怪我を含め、以前と同じパフォーマンスレベルに戻るかは分からない。不運ではあったが、1日に行われたレアル・ソシエダとのスペイン国王杯・準決勝2ndレグではオウンゴールも献上。アラバが90分間出場する中で4失点も喫してしまった。
そんな中、今季大きく評価を伸ばしたのが22歳のDFラウール・アセンシオだ。レアルはアラバに加えてエデル・ミリトンも長期離脱しており、アントニオ・リュディガーの相棒探しにかなり苦労した。そこで出てきたのがアカデミー育ちのアセンシオであり、今季のブレイクからスペイン代表にも招集された。
スペイン『as』はソシエダ戦でのアラバのパフォーマンスもあり、センターバックの序列ではアセンシオがアラバを完全に上回っていると伝えている。ミリトンが回復した場合は分からないが、現状リュディガーとアセンシオのコンビが最も安定していると言えよう。
アセンシオはフィジカル能力も高く、広範囲をカバーできる。試合を重ねることで落ち着きも出てきており、すでにレアルの重要戦力だ。