鈴木と対戦する朝倉 Photo/Getty Images
これぞ男祭り
『RIZIN男祭り』が5月4日に東京ドームで開催されるにあたり、ファン必見の楽しみなビッグマッチが実現する。RIZINフェザー級ワンマッチとして、朝倉未来と前王者・鈴木千裕の対戦が正式決定した。
当初は平本蓮とのカードが想定されていたが、負傷により実現せず、代役探しが急務となった。榊原代表はYA-MANと鈴木に白羽の矢を立てたが、両者は3月末の試合で敗北。さらに鈴木に関しては怪我も懸念されていたという。状況打破を狙い、榊原代表はONEと契約中の青木真也氏にもオファー。しかし「チャトリの許可が下りず」交渉は決裂。皇治も一時検討されたが、書類送検の影響で除外された。
そんな中、事態が動いたのは4月5日。鈴木が自ら榊原代表のもとを訪れ「準備整えました、やります。10周年、東京ドーム男祭り、俺行きますよ」と志願。骨折はないとの診断も受けており、「完璧です」とコンディションを強調した。
最終的な判断は朝倉に委ねられたが、本人は即答で「じゃあ千裕ですね」と了承した。
榊原代表は「本当に奇跡的にというか、戦いの神がいるとするならば、色んな力が働いて戦う宿命であったのかなと感じている」と感慨を語った。朝倉も「鈴木選手と俺がやったら、死闘になると思うし、血だらけになるでしょう」と応じ、まさに両者のプライドが激突する覚悟をのぞかせた。
男たちの宿命が交錯する東京ドームの夜、決戦のゴングが鳴り響く。