マガリャンイス離脱の穴を埋めたキヴィオルの見事な“準備” レ...の画像はこちら >>

レアル戦で躍動したキヴィオル(左) photo/Getty Images

1stレグは3-0で完勝

アーセナルはウィリアム・サリバと並んでセンターバックの要だったガブリエウ・マガリャンイスが負傷離脱することになり、終盤に大問題を抱えることになった。

もちろんマガリャンイスの不在は大きいが、ひとまず8日に行われたレアル・マドリードとのチャンピオンズリーグ準々決勝1stレグではホームで3-0と完勝を収めることに成功。

あのレアルを相手にクリーンシート達成は見事と言うしかない。

マガリャンイスの穴を埋めたのは、ヤクブ・キヴィオルだ。今季のキヴィオルはプレミアリーグでもフル出場は3試合しかなく、センターバックは常にサリバとマガリャンイスで固められてきた。この大一番でキヴィオルをセンターバックに据えることには不安もあったはずだ。

しかし、キヴィオル本人はメンタルの準備が出来ていたようだ。『Canal+』に対し、レアル相手にどう守るか頭の中でシミュレーションを繰り返してきたと振り返っている。

「試合前には、相手のことを徹底的に分析する。相手選手の強み、特に爆発的なスピードがあることは分かっていた。ただ、それはトレーニングで完璧に準備できるものではない。メンタル的な備えしか出来ないんだ。長い距離を走る、それも非常にスピードを出して走るといった備えを事前にしておかないといけない」

今回はそのシミュレーションが見事に当たったことになる。まだ2ndレグが残っているため油断はできないが、この1stレグはキヴィオルにとっても大きな自信となったに違いない。

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