アーセナルのウィリアン・サリバ photo/Getty Images
CL準々決勝ではムバッペを完封
レアル・マドリードの首脳陣は、アーセナルとのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝2試合を終えて、彼らが以前から獲得をめざしているとされるウィリアン・サリバへの評価をさらに一段階引き上げたかもしれない。
1stレグで2本の芸術的フリーキックを放ったデクラン・ライスだけでなくサリバもまた抜群のハイパフォーマンスを2試合両方で発揮。
高い戦術理解度と対人守備での強さを併せ持ち、攻撃面でもビルドアップで違いを作れるサリバは間違いなく世界屈指のセンターバックの一人であり、レアルが実際に獲得に動くのであれば最低でも1億ユーロ(約161億円)の移籍金は必要になってくるだろう。
しかし、レアルのOBであるジュリオ・バチスタ氏は、サリバがレアルに来るのはまだ早いと考えているようだ。イタリアメディア『Footitalia.com』の取材に応じた同氏は、以下のように語っている。
「レアルのようなビッグクラブに移籍する前には多くのアピールが必要だ。それは5試合や10試合でのアピールでは十分ではない。レアルのようなクラブからリスペクトされ、興味を持たれるためには数年にわたって世界のベストプレイヤーの一人であることを示し続けなければならない」
「サリバは近年のアーセナルの成長に大きく貢献した選手の一人だ。でも、移籍するならその前にアーセナルでタイトルを獲ってからにすべきだと私は言いたい」
レアルがサリバの獲得を本格的に検討するのはアーセナルがプレミアリーグやCLで優勝してからにすべきというのがバチスタ氏の意見のようだ。