5位決定戦へと駒を進めた日本代表 Photo/Getty Images
一閃の輝き
フランスで開催中のモンテギュー国際大会に出場しているU-16日本代表が、グループリーグ最終節でU−16メキシコ代表と対戦し、1-0で勝利した。2連敗からの巻き返しでB組3位に入り、21日にA組3位のU−16カメルーン代表との5位決定戦に臨む。
日本の勝利を決定づけたのは、鹿島アントラーズユース所属のMF岩土そらの左足だった。前半13分、ハーフウェーライン付近でボールを奪うと、相手ゴールの位置を冷静に確認。敵陣に持ち込んだ直後に左足を振り抜き、高く浮いたボールはGKの頭上を越え、ゴールへと突き刺さった。見事なロングシュートで、日本に待望の先制点をもたらした。
このゴールが決勝点となり、日本は今大会初勝利を手にした。なお、同組ではポルトガルが3戦全勝で首位通過を果たし、メキシコ、日本、イングランドが1勝2敗で並んだが、3チーム間の直接対決の成績によりメキシコが2位、日本が3位、イングランドが4位となった。
スーパーゴールの余韻を残しながら、U−16日本代表は21日の順位決定戦で大会を締めくくる。若き才能のさらなる輝きに注目が集まる。