前回登板からきっちり修正してきた菊池 photo/Getty Images
球速、制球いずれも改善
ロサンゼルス・エンゼルスの菊池雄星投手が、日本時間2日、本拠地で行われたデトロイト・タイガース戦に先発登板。5回を投げ5安打2失点、5三振2四死球と好投した。
菊池はこの試合、順調な立ち上がりを見せる。初回と2回には、ストレートとスライダーを巧みに投げ分け、2三振を奪うなど無失点。3回には2本のソロを浴びて2失点してしまうものの、味方打線が3点の援護でリードすると、5回までその1点を守って先発の役目をきっちり果たした。
しかしその後、リリーフ陣が崩れて逆転負け、菊池にはまたもや勝ち星がつくことはなかった。
試合後に菊池は「次につながる球が何個もあった」とこの日の自身の投球に納得。前回は今シーズン最短の2回で降板したが、そこから修正し、右手の使い方を変え、真っすぐの球威と制球が改善されたことを明かし「自分のピッチングは真っすぐがあってこそ」と本来の速球を取り戻した手応えを語った。
今シーズンの開幕投手も務めた菊池は、ここまで6試合で0勝4敗。これまで最も遅い初勝利はメジャー1年目の6試合だったため、その記録が更新されることとなってしまった。

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