アーセナルでプレイするウーデゴー photo/Getty Images
今季は思うように数字が上がらない
アーセナルのキャプテンマークを巻くMFマルティン・ウーデゴーは、チームの精神的支柱だ。ミケル・アルテタ体制では常に重要な存在となってきたが、数字に関しては気になるところもある。
アーセナルは先日行われたチャンピオンズリーグ準決勝1stレグにて、ホームでパリ・サンジェルマンに0-1で敗れた。英『sky Sport』はウーデゴーのパフォーマンスも物足りなかったと指摘しているが、ウーデゴーはこのゲームでシュート0、チャンスメイクも1回に留まった。ドリブル成功率は20%、デュエル勝率も37.5%だ。
PSGの守備がそれだけ良かったとも言えるが、ウーデゴーのスタッツ低下はこのゲームに限らない。プレミアリーグでも数字は落ちているのだ。
2022-23シーズンにはリーグ戦で15ゴール7アシストを記録したが、昨季は8ゴール10アシスト、今季はここまで2ゴール6アシストだ。同メディアはウーデゴーの貢献度を数字だけでは語れないとしているが、2022-23シーズンから得点数が大きく落ち込んでいるのは気になる点だ。
またドリブル成功率も2022-23シーズンは63%あったが、昨季は49.3%、今季は40.7%と低下している。今季に関しては最前線に入るカイ・ハフェルツとガブリエウ・ジェズスが長期離脱しており、ウーデゴーと前線で連携できるセンターフォワードがいないことも考慮すべきではある。緊急的にミケル・メリーノをセンターフォワード起用してきたが、メリーノはそこを本職としている選手ではない。また、ウーデゴーも足首にトラブルを抱えてきた。
それでも、来週に控えるPSGとの2ndレグに勝つには司令塔ウーデゴーの活躍が欠かせない。
同メディアも今季終盤にもう一踏ん張りしてほしいと期待をかけているが、ウーデゴーはチームの柱として欧州の頂点へ導けるか。