世界戦KO数の世界記録更新も注目される井上 photo/Getty Images
バキバキの仕上がり
スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥が日本時間4日、ラスベガスのMGMグランドで前日計量に臨み、121.9ポンド(約55.29キロ)で一発クリア。対戦相手のWBA同級1位ラモン・カルデナスも121.8ポンド(約55.24キロ)でパスした。
井上は名リングアナウンサーのジミー・レノン氏から「Boxing Superstar」とコールされ入場。右の拳を突き上げながら計量台前までくると仕上がりを誇るマッスルポーズを決めた。先着200人のファンに公開されたイベントともあって会場からは大歓声が巻き起こった。
その後、カルデナスと約12秒間のフェイスオフ。その相手に対し井上は「非常に落ち着いていて、よく仕上がっているなという印象」と語った。
この日は元5階級制覇王者で井上のライバルでもあったノニト・ドネアがゲストとして来場。彼から現在のモチベーションを問われると「まだまだ強くなりたいという気持ち。最終目標としてフェザー級挑戦していきたい」と明言。またライバルでもあり戦友でもあるドネアには「ノニトとの試合がキャリアの中で分岐点となった試合。ありがとうと伝えたい」と感謝の言葉を伝え、するとドネアからは日本語で「アリガトウ、ガンバッテ」と激励を受ける一幕もあった。
いよいよ明日に迫った大事な決戦。井上尚弥のパフォーマンスに注目だ。