自身初の一本勝利を飾ったアーセン (写真:本人インスタグラムより)
一発にぐらつくも持ち直し勝利
「RIZIN男祭り」が4日、東京ドームで開催。第2試合目に登場した山本アーセンが、ブレイキングダウン出身の格闘家、冨澤大智に2Rリアネイキッドチョークで一本勝ちした。
アーセンの祖父は1972年ミュンヘン五輪レスリング57kg級日本代表の山本郁榮。母親は元女子レスリング世界チャンピオンの山本美憂、叔父は総合格闘家の山本”KID”徳郁で、叔母は元女子レスリング世界チャンピオンの山本聖子で知られる。
2015年にプロ格闘家デビューを果たし、今回で12試合目。アーセンは1Rから試合を優勢に進め、2R開始早々に相手の左フックでぐらつく危ない場面もあったが、その後はなんとか持ち直し、最後はテイクダウンを奪ってリアネイキッドチョークで一本を勝ち取った。
2連敗だったアーセンは2年ぶり白星。リング上の勝利者インタビューでは、「自分も前回の試合から期間が空いて、やっと完璧になって自分が望んでいるチームもできた。そこで榊原さんから東京ドームの試合のオファーがあって、そんな光栄なことはない」と勝利した手応えと感謝の言葉を述べた。
リングサイドでは母の美憂もこの試合を見守り、勝利した際には涙する一幕もあった。