バルセロナで躍動するヤマル photo/Getty Images
17歳とは思えぬ完成度
マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドであるウェイン・ルーニー氏はバルセロナでプレイするスペイン代表FWラミン・ヤマル(17)が今後のサッカー界の顔になっていくと考えているようだ。
今シーズンここまで公式戦51試合に出場し、15ゴール24アシストと圧巻の数字を残しているヤマル。
ヤマルはフェデリコ・ディマルコやカルロス・アウグストとのマッチアップで圧倒し、GKがヤン・ゾマーでなければ入っていたであろうシュートを何本も放った。チームは負けてしまったものの、ピッチ上で最もインパクトを残したと言えるだろう。
この試合を解説していたルーニー氏は『Amazon Prime』にてヤマルを「スーパースター」と称賛し、バルセロナの神童は過去20年ほど世界のサッカー界を引っ張ってきたリオネル・メッシとクリスティアーノ・ロナウドの代わる存在になると期待を寄せた。
「彼は信じられない。バルセロナにはこういうタイプの選手がいることが多い。もちろん、メッシ、ロナウジーニョ、フィーゴ、リバウドといった選手たちだ。彼はその最新の選手だ。彼の素晴らしいところは、恐れを知らないところだ。ディフェンダーを翻弄し、決断を迫り、そしてゴールを決める際にも明らかに冷静さを保っている。彼は次の選手だと思う。
またルーニーは「最も重要なのは、彼がピッチ上で何をするかだと思う。彼が今やっていることを続け、成長し続ければ……。彼はスーパースターだ。彼のプレイを見るのが待ちきれないよ」とも語っており、17歳ですでにワールドクラスとも言える活躍を見せるヤマルの未来への期待を口にした。
CLは惜しくも敗れてしまったバルセロナだが、まだ今シーズンはリーグ制覇の可能性を残す。週末には2位レアルとの今シーズン4度目のクラシコが控えており、勝利すればリーグ優勝は大きく近づく。
シーズン終盤の大一番が続くバルセロナだが、成長止まらぬヤマルから目が離せない。