大量点を招いた自滅を悔やんだ山本 photo/Getty Images
3敗目を喫する
ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸投手が日本時間9日、敵地で行われたアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦に先発登板。5回を投げ、今季ワーストの5失点で降板した。
山本は、この試合「そこまで悪くなかった」と本人が語った通り、立ち上がりは上々の出来だった。初回は3者凡退、2回は連打を許すも、要所で相手を翻弄する投球術を披露。カーブで空振り三振を奪い無失点に抑えた。
3回も先頭にヒットを許しながら後続を低めに落ちるスプリットで一ゴロと併殺で3死を奪う。しかし4回に突如、投球の歯車が狂った。先頭に四球を出すと、ヒットと死球で無死満塁。そして6番ガブリエル・モレノには真ん中に入ったカットボールを捉えられ、メジャーで初めて満塁弾を浴びてしまった。
山本は5回にも1死からは2番ケテル・マルテに右越えソロを浴びて5点目を献上。山本はこの2被弾については相手を「いいバッターだった」と称えつつ、ランナーを溜めた四死球での自滅を「ピッチングの中で基本的な、やってはいけないミス」と悔やんだ。
試合前には防御率0.90とリーグ1位だったが、試合後は1.80となり、ニューヨーク・メッツの千賀滉大投手にトップの座を譲り2位となった。
なお、味方打線は8回9回と反撃。大谷翔平の本塁打もあったが3点にとどまり、ライバルに競り負けた。