酒井とオークランドFCの選手ら photo/Getty Images
オーストラリアのリーグに所属するオークランドFC
元日本代表DF酒井宏樹が所属するオークランドFCにフランス紙が注目している。
これまでハノーファーやマルセイユ、Jリーグでは柏レイソルや浦和レッズでプレイした酒井。
現在35歳になった酒井は、昨年の夏に浦和レッズからオーストラリアAリーグ・メンの新興クラブであるオークランドFCへ移籍。クラブの初代キャプテンを任され、今季ここまで23試合3ゴール4アシストを記録。先日にはチームがリーグ創設1年目でのレギュラーシーズン優勝という偉業を達成した。
そうしたなか、『L'Équipe』は「オークランドFCは、リーグのトップにいながらチャンピオンズリーグに出場できない唯一のクラブ」と見出しを打ち、酒井が所属するクラブを紹介している。オークランドFCはニュージーランドのクラブチームであり、オーストラリアリーグの拡張を受け昨年Aリーグに加盟。オーストラリアとニュージーランドは地理上、オセアニアに属しているが、サッカーだとオーストラリアはアジアサッカー連盟(AFC)に、ニュージーランドはオセアニアサッカー連盟(OFC)にそれぞれ加盟している。AFCはニュージーランドのクラブを加盟国として認めていないため、オークランドFCはアジアのクラブチームが参加するACLE、ACL2両大会に出場できないと説明している。
またオークランドFCはOFCチャンピオンズリーグにも出場できないという。ニュージーランドのサッカーリーグはプロリーグでないことから、Aリーグに加盟したことでプロ資格を得たオークランドFCはこの大会に出場する資格が無くなったという。これらの結果、両大会の出場資格が無いことでクラブワールドカップの出場権も失ったことも説明している。
ちなみにオーストラリアのACLE出場枠はたったの1つ。