体操NHK杯 杉原愛子が逆転V 「10年後に優勝するなんて想...の画像はこちら >>

得意の床で逆転優勝を果たした杉原 photo/Getty Images

世界選手権の代表内定

体操女子、NHK杯第2日が行われ、全日本2位の杉原愛子が合計162.163点で、10年ぶり2度目の優勝を果たした。また19年以来6年ぶりに世界選手権代表入りも内定させた。



世界選手権代表の最終選考会も兼ねた今大会、4月の全日本選手権の得点を持ち越して、女子個人総合が行われた。

首位の岸里奈とは0.933点差で始まると、杉原は跳馬、段違い平行棒で差を広げられたものの、3種目目の平均台で0.200点差まで縮めた。

そして最終種目は杉原が得意とする床。安定した素晴らしい演技を披露して高得点を叩き出し、見事に逆転優勝を飾った。

杉原は自身の演技を振り返り、「納得の演技ができた。家族も来てくれていて、応援が力になった。感謝の気持ちでいっぱい。点数や結果を求めずに楽しくやるのが1番やと思う。結果で恩返しすることができて良かった」と語った。

またNHK杯での優勝が2015年以来、10年ぶりであることについては、驚きを隠さず「10年後に優勝するなんて想像していなかった。人それぞれ花が咲く時期は違う。こういうふうに花を咲かせることはうれしい」と感慨深げに話した。


パリ五輪では補欠となり悔しさを味わっていた杉原。今回、世界選手権の代表内定を勝ち取り、改めて「日本代表として戦えることに感謝したい。応援が力になるので、応援よろしくお願いします」と観衆に呼びかけた。

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