未だ衰え知らずのロナウド Photo/Getty Images
譲れないこともある
クリスティアーノ・ロナウドが、元同僚に語った「絶対にサインしないクラブ」が存在したという。『SPORTbible』が伝えている。
現在サウジアビラのアル・ナスルに所属するロナウドは、2003年から2009年、そして2021年から2022年まで、2度にわたってプレミアリーグでマンチェスター・ユナイテッドに在籍した。プレミアリーグ通算236試合に出場し、103ゴール40アシストを記録。リーグ3連覇やチャンピオンズリーグに導いた。2009年にはレアル・マドリードへ移籍し、バルセロナのリオネル・メッシと世界的なライバル関係を築いた後、ユヴェントスを経て2021年にオールド・トラッフォードへ帰還した。
だがこの帰還には、マンチェスター・シティとの競合があったという。2022年11月に『TalkTV』のピアーズ・モーガン氏に語ったところによれば、当時ジョゼップ・グアルディオラ率いるシティもロナウドの獲得を狙っていたが、最終的には「ボス」のひと言が決断を左右した。
「正直、あのときはかなり近かった」とロナウド。「ペップ・グアルディオラも努力したよ。でも、サー・アレックス・ファーガソンと話したんだ。彼はこう言った。『マンチェスター・シティに行くのは不可能だ』と。私はすぐに『分かりました、ボス』と答えた。
だからユナイテッド復帰を選んだ。良い決断だったと思う」
また、2018年にレアル・マドリードを離れる際には、アーセナル、チェルシー、パリ・サンジェルマンなどが移籍先候補に挙がっていた。元ユナイテッドの同僚、パトリス・エヴラ氏は『RMC Sport』にこう証言している。
「クリスティアーノはPSGに行きたがっていたよ。プロジェクトに惹かれていたんだ。チェルシー、ユヴェントス、PSGという選択肢があった。でもアーセナルには“絶対に行かない”と言っていた」
明確な理由は定かではないが、若き日のロナウドがユナイテッドに在籍していた頃、アーセナルと熾烈なタイトル争いを繰り広げていたことが影響しているのかもしれない。
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