アーセナルでブレイクするヌワネリ photo/Getty Images
サカの復帰で出番は減少
今季アーセナルで本格ブレイクを果たした18歳のMFイーサン・ヌワネリ。その才能は特別なものがあると評価されていて、近い将来イングランド代表でも主力になっていくのではと期待されている。
しかし、ここ最近アーセナルでヌワネリの出番が少ない。情報サイト『Transfermarkt』は「指揮官ミケル・アルテタはどうしてヌワネリをもっと起用しないのか」と疑問視しているが、直近8試合では42分しか出番がないのだ。
リーグ戦では直近のニューカッスル戦、リヴァプール戦で出番が与えられず、その前のボーンマス戦とクリスタル・パレス戦も4分ずつプレイしただけだ。
さらにアーセナルはチャンピオンズリーグ準決勝でパリ・サンジェルマンに2戦合計1-3で敗れたが、ヌワネリは1stレグの終盤に出場しただけで、2ndレグはベンチに座ったままだった。追いかける展開だったことを考えれば、攻撃的なヌワネリをどこかで起用しても良かったはず。
1つの要因としては、ブカヨ・サカの復帰がある。今季ヌワネリの出番が増えたのはサカの負傷によるところが大きく、サカの復帰とともにヌワネリの先発機会は減少している。
同サイトはアルテタがDFマイルズ・ルイス・スケリーを除き、若手の起用に慎重になっているのではないかと伝えていて、来季のヌワネリがどうなるか注目している。サカが万全な状態にあり、さらに今夏の市場で攻撃陣に新戦力を加えるとなれば、ヌワネリはますます出番を掴むのが難しくなる。
特別な才能の持ち主であることは間違いないが、ポテンシャルを開花させるには育成が不可欠だ。アルテタとクラブはヌワネリの未来をどう考えているだろうか。
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