プレミア昇格へ導く決勝点を決めたワトソン photo/Getty Images
シェフィールド・ユナイテッドに逆転勝利
24日、プレミアリーグへの昇格をかけたチャンピオンシップ昇格プレーオフ決勝戦が行われ、シェフィールド・ユナイテッドとサンダーランドが激突。
すでに1位でリーグを終えたリーズと2位のバーンリーは昇格が決まっており、残る1枠をかけた戦いが行われていたが、4位フィニッシュのサンダーランドが3位のシェフィールド・ユナイテッドを2-1で撃破し、プレミア昇格の切符を手にした。
後半ATに逆転ゴールが生まれるという劇的な展開となったが、サンダーランドの英雄となったのが19歳のトミー・ワトソンだ。アカデミー出身の若き逸材は73分から出場し、90+5分に値千金弾を叩き込み、クラブを9シーズンぶりのプレミアリーグ復帰に導いた。
しかしワトソンはすでに今夏ブライトンへ完全移籍することが決まっており、この日がサンダーランドでのラストゲームだった。そんな特別な試合でヒーローになったのだが、試合後のインタビューでは溢れる感情を抑えられなかったようだ。
「正直、言葉では言い表せない。周りを見渡してみてくれ。信じられないくらいだ。この物語は、私がベンチから立ち上がったときに書いたものだ。何週間も考えていたことで、これ以上ないほど完璧な展開だ。私の喜びの表現が、そのすべてを物語っていると思う」(英『Daily Mail』より)
この試合には約4万人ものサンダーランドサポーターが集まったというが、サポーターたちが最高の雰囲気を作ってくれたとワトソンは感謝を語った。また来シーズンは敵としてピッチで相見えることになるが、そのことについては「来年プレミアリーグでまた会おう。最高の舞台でね」とメッセージを送った。
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