初の世界戦、兄に続き勝利を目指す力石 (写真:本人インスタグラムより)
対戦相手は28KOを誇る猛者
2025年5月28日に横浜BUNTAI で行われるプロボクシングのダブル世界戦。そのセミファイナルのIBF世界スーパーフェザー級王座決定戦で初の世界戦に挑む同級3位・力石政法と対戦相手の同級1位エドアルド・ヌニェスが公式会見に出席した。
力石は、2階級制覇を達成したIBF世界フライ級王者・矢吹正道の弟。スーパーフェザー級で元東洋太平洋、元WBOアジア・パシフィック王者の実績を持つ。プロ17戦目で念願の世界戦となった。一方、ヌニェスは戦績28勝28KO1敗。18年6月のプロ11戦目で判定負けを喫した以外は全てKO勝ちの猛者だ。
会見で力石はこの一戦に向け「練習環境も最高で何不自由なく練習させてもらい、悔いなくパーフェクトに練習することができた。試合で自分のパフォーマンスを発揮して勝つだけ」と意気込みを語った。
ヌニェスの印象については「ずっと勝ち星がKOというのは本当に素晴らしい。リスペクトしているし、その気持ちも込めてしっかりKOで勝てたらと思っている」とKO勝利宣言も飛び出した。
勝てば兄弟同時世界王者となる。しかし力石は、ただ勝つことだけに集中し、余計な欲を持っていないようだ。繰り返し「悔いなく全て練習でやってきた。
明後日はそれを出せば勝てる。兄弟同時世界王者はそのおまけ」と述べ、気を引き締めた。
対するヌニェスは「試合が本当に待ち遠しい。コンディションはパーフェクト。チームとの練習を信頼して28日は必ず勝つ」と抱負を語り、力石の印象を問われると「試合のプランはある。落ち着きを感じるので28日は良い試合になると思う。力石がKOすると言ったけど、どちらが先にKOするかな?」と応酬した。
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