W杯1年前のプレミア移籍はリスクあり? リヴァプール行き噂さ...の画像はこちら >>

レヴァークーゼンからの去就が注目されるヴィルツ photo/Getty Images

ブンデスからプレミアへ向かって壁にぶつかった事例も

レヴァークーゼンからの去就が注目されているドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツ。国内のライバルであるバイエルンも獲得に関心を示していたようだが、現在はリヴァプールが獲得レースをリードしていると見られている。



ヴィルツの実力は誰もが認めるところだが、異なるリーグへの移籍にはリスクも伴う。特に来年には2026ワールドカップ北中米大会があり、ヴィルツはドイツ代表でも主力だ。プレミアリーグ挑戦でリズムが乱れれば、それが代表戦にも影響を与える可能性がある。

独『Bild』によると、元ドイツ代表で解説のローター・マテウス氏もヴィルツの成功を信じながらも、リスクのある動きと語っている。

「個人的に、フロリアンはあと数年ドイツに留まるのだろうと思っていた。しかし彼は大きな挑戦をしようとしている。単に新しいクラブというだけでなく、新しいメンタリティ、新しい言語が必要となるところへね。その決断は、彼が恐れていないことを示している。フロリアンは自分を100%信じているのだろうし、私も彼がリヴァプールとプレミアで成功すると確信している」

「ただ、ワールドカップ1年前の移籍はリスクも伴うし、未知への飛躍でもある。それでも彼の友人や家族が彼を力強く支えてくれることと思う」

実際、ブンデスリーガからプレミアリーグに移籍して壁にぶつかった選手は少なくない。同じドイツ人選手なら、2020年にライプツィヒからチェルシーへ移籍したFWティモ・ヴェルナーもそのケースと言える。ブンデスリーガでは得点を量産していたが、プレミアの環境では苦戦気味だ。


もちろんチーム状況にも左右されるが、果たしてヴィルツはプレミアの環境でも成功できるのか。ワールドカップを翌年に控え、ドイツのサッカーファンとしては不安の残る動きかもしれない。

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