ミスタープロ野球 長嶋茂雄氏が肺炎のため89歳で死去　国民栄誉賞、V9、天覧試合サヨナラ弾など残した功績数知れず
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2013年に国民栄誉賞を受賞した長嶋氏　　photo/Getty Images

絶大な人気を誇った昭和のスター

プロ野球・読売巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄氏（89歳）が3日午前6時39分、肺炎のため都内の病院で死去した。

長嶋氏は1936年千葉県臼井町（現佐倉市）生まれ。

1958年に巨人に入団すると新人ながら打点、本塁打の二冠に輝く活躍で新人王も獲得。1965年から1973年までチームのV9に貢献した中心選手で、ミスタープロ野球と称された。

現役時代は勝負強いバッティングが持ち味で、首位打者6回、本塁打王2回、打点王5回、最優秀選手5回獲得。天覧試合ではサヨナラ本塁打を放つなど残した伝説は数知れず。独特のキャラクターも相まって子どもから大人まで絶大な人気を誇った。

長嶋氏の背番号「3」は永久欠番で、「我が巨人軍は永久に不滅です」と語り、現役生活に別れを告げたことはあまりにも有名。その後、巨人の監督に就任すると、合計5度のリーグ優勝を飾り、2度日本一に輝いた。2001年に監督を退任。終身名誉監督となった。

2003年にはアテネ五輪の日本代表監督に就任したが、翌年に脳梗塞を発症。以後、懸命にリハビリを行い回復し時折、東京ドームなどで元気な姿を見せていた。2021年の東京五輪では聖火ランナーも務めた。

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