ユナイテッドへ戻ることになったサンチョ Photo/Getty Images
両者の計画は明確だ
チェルシーにレンタル移籍していたジェイドン・サンチョが、契約条項に基づき違約金約500万ポンドをクラブ側が支払ったことで、マンチェスター・ユナイテッドに復帰することが正式に決定した。『The Athletic』が報じている。
サンチョはSNSで「チェルシーでの経験に感謝している。仲間、スタッフ、そしてファンの皆さん、温かく迎えてくれてありがとう。このクラブの未来に幸運を祈っている」と感謝の意を綴った。
今回の契約解除の背景には、サラリー面での折り合いがつかなかった点が大きいとされる。チェルシーはサンチョが現在ユナイテッドで得ている高額年俸の水準に達する提示を避けたため、交渉は成立せずに終わった。
その結果、6月末でチェルシーとの関係は終了し、サンチョは正式にユナイテッドへと復帰。ただし、来季のプランに彼の名前は含まれておらず、クラブと選手双方とも今夏の完全移籍を前提に動いている。
ユナイテッドは今夏の補強資金を捻出するため、サンチョをはじめ複数選手を売却候補に選定。サンチョ側の代理人チームは数週間以内に移籍先候補を本格的に精査すると見られている。
FIFAクラブワールドカップでチェルシーの一員としてプレイすることはなくなり、サンチョの次なる舞台はあくまでユナイテッドを経由して新天地へと移るものとみられる。